北信五岳(長野) 飯縄山(1917.3m) 2023年11月4日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:18 登山口の神社(標高1180m)−−5:09 駒つなぎの場(標高1530m)−−5:33 天狗の硯岩(標高1670m)−−5:57 中社方面分岐(標高1840m)−−6:05 1909m峰−−6:14 飯縄山(標高1917m) 6:21−−7:17 登山口の神社

場所長野県長野市(飯綱町はギリギリ範囲外)
年月日2023年11月4日 日帰り
天候薄曇、南寄りの風やや強し
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口の神社に10台程度可
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れていれば大展望
GPSトラックログ
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コメント鹿島槍ヶ岳日帰りの翌日に飯縄山へ。この時期に登るのは初めてだったが、飯縄山でも紅葉は終わって落葉していた。日本海の前線に向かって南風が入って気温、湿気とも高くて空気の透明度は悪かったが、かろうじて越後三山〜尾瀬の平ヶ岳、奥秩父、南アルプス、立山、剱岳が見えた


飯縄山から見た立山、剱岳。後立山がほとんどブロックしているが山頂部のみ稜線から頭を出している


出発時、既に1台止まっていたが車中泊だったようだ 約半年ぶりの登山口
林道を越える 駒つなぎの場
長野市街地の夜景 下の水場
富士見の水場(上の水場) 天狗の硯岩。周辺の笹は刈り払いされていた
日の出まで約30分 合目標識
標高1810m付近 中社方面分岐
1909m峰南側直下の神社 1909m峰
1909m峰から見た飯縄山山頂 飯縄山山頂
飯縄山から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
飯縄山から見た越後三山、利根水源山脈、平ヶ岳
飯縄山から見た奥秩父、富士山
飯縄山から見た八ヶ岳、南アルプス
飯縄山から見た常念山脈
飯縄山から見た裏銀座、後立山南端
飯縄山から見た後立山
飯縄山から見た日の出 飯縄山から見た針ノ木岳、蓮華岳
飯縄山から見た立山 飯縄山から見た立山別山
飯縄山から見た穂高連峰 飯縄山から見た槍ヶ岳
飯縄山から見た妙高、火打、焼山 飯縄山から見た1909m峰
1909m峰直下のトイレ 飯綱山の影
1909m峰直下から南西を見ている
標高1800mで樹林帯に入る 天狗の硯岩
富士見の水場 下部の水場
駒つなぎの場 ヤドリギが多数見られた
倒木はしっかりと処理されている 林道
下山時の駐車場は大賑わい


 文化の日の3連休の初日は鹿島槍日帰りを敢行して疲れたため、連休2日目は山を休もうかと思ったが、予報では2日目に寒冷前線が北日本を通過して弱い冬型の気圧配置となり、北アルプスは2日目夜半から3日目早朝は雪の予報。2日目以降は風が強まる予報であることもあり、2日目は久しぶりに北アルプスではなく飯縄山に出かけることにした。ここなら標高はアルプスより約1000m低いので、風はそれほど強くはないだろう。

 久しぶりの登山口到着は午前4時過ぎ。既に車が1台あったが車中泊らしく私が一番乗り。そりゃそうだ、まだ夜明けまで2時間もあるので真っ暗だ。山頂で日の出を迎えるためにこの時刻に出発である。所要時間は通常ならば1時間半〜1時間45分であるが、鹿島槍の疲れがあるので2時間を見込んだ。ライトを点灯して出発。頭上は星が輝いている。

 昨日は大町の車道で熊を見かけたので熊鈴を鳴らしながら歩く。気温は相変わらず高めで最初は半袖の上にウィンドブレーカを羽織っていたが、すぐに暑くなって半袖にチェンジ。扇で扇ぎながらである。山頂での強風を予想して長ズボンとしたが、半ズボンでも良かったかなぁ。11月とは思えない温かさであった。

 さすがに昨日の疲れは隠せず足が重く、ペースを落として呼吸の速さ=心拍数がいつもと同じになるようなペースを保つ。前回は春先に登って登山道脇にはスミレが咲いていたが、この時期はもう花は無い。立ち木もほとんど落葉してしまったようだ。

 「駒つなぎの場」を通過すると尾根幅が狭まって傾斜がきつくなる。2箇所の水場は水量は細いながらどちらもまだ流れていた。「天狗の硯岩」付近は明らかに最近に笹が刈り払われた形跡があr、ここでの登山道の整備は秋に行うようだ。まだ周囲は真っ暗で樹林の隙間から見える長野市街地はまだ光が輝いていた。

 樹林が薄くなって風がやや強くなってきたが思ったよりは弱く、樹林が無くなって笹原になっても同じような風の強さであった。おそらく風速は10m/s弱といったところか。これだと北アルプスの稜線だと15m/sくらいあるかもしれない。

 1909m峰に達する頃には明るくなってライトが不要に。久しぶりに飯縄山山頂も見えている。1909m峰北側直下のトイレ周辺もきれいに笹が刈り払われていた。

 緩やかな稜線を下って僅かに登り返すと無人の飯縄山山頂に到着。さすがに今日は疲れた! 登山口から2時間かかったのはこれまでで最長だ。昨日は針ノ木岳でも行こうかなんて考えていたが、飯縄山でこれではもし針ノ木岳に向かっていたら針ノ木峠にさえ届かなかっただろう。飯縄山で大正解だった。

 日の出の時刻はもう過ぎているが、志賀高原の標高2000m級の稜線で太陽が隠されているのでまだ日は出ておらず、10分近く遅れて太陽が出てきた。風がやや強いものの日本海の前線に向かって吹き込む湿った南風の影響で空気の透明度は悪く、南アルプスがかろうじて見える程度で、北アルプスも後立山以南は霞んでしまっていた。東の空にはかろうじて越後三山から平ヶ岳が見えていたが、これも相当霞んでしまっていた。

 後立山は白馬岳周辺だけそれなりに白く、他は霞んで見えることもあって白さは目立っていなかった。そんな中で一部だけ真っ白な稜線が見えていて、帰宅後に写真で確認したら立山、別山、剱岳であった。飯縄山からでもかろうじて見えていた。でも後立山が真っ白になったら見分けがつかなくなるだろう。残念ながら薬師岳は後立山に完全に隠れて見えなかった。

 展望を楽しみ終わって下山開始。下山時に使う筋肉は登りとは微妙に異なるので、下山は快速で登りの半分以下の1時間を切った。すれ違った人は昨日の鹿島槍の2,3倍(20〜30人)はいたと思う。夏前に登った時よりも多かったが、これは今の時期は日の出が遅いので、登山口に到着する時刻が遅くなっているのが要因だろう。夏前だと登山口到着は午前6時前だからなぁ。

 登山口の駐車場が満車になっているのを見たのは初めてだった。この駐車場の存在を知っているのは主に私のような地元民だと思うが、この時期だからか、それともこの時刻だからこれだけ多いのかは不明である。

 帰りに買い物に立ち寄ってから自宅に戻ったが、それからが疲労のピークで自室内でも動きたくなくなった(笑) ここまで疲れたのは初めてかもしれない。鹿島槍クラスの山に登った翌日は完全休養日にした方が良さそうだ。

 

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